苫小牧はマルトマ食堂なのか?(2)
地元の方には申し訳ないが苫小牧という土地はとにかく錆びれているという印象だ。
電車で行けばわかると思う。
駅の北側はかつては遊園地も併設されたスーパーであったが今やドンキホーテである。駅から直結されたビルのメインテナントがドンキなど聞いたことがない。
北側はまだいい。南側はegaoストアが廃墟になったままなのである。ここから役所街に続くメインストリートの入口を廃墟にしておくのはその地権者の地元経済に対する意識の低さは勿論のこと、行政も市民もみんな揃って街を殺しにかかっているとしか思えないのだ。
人口は増えているらしい。
王子製紙の紙の減産で衰退の一途であった苫小牧は、勇払にトヨタが進出して以来、労働人口は増えてきたと言える。そして街の中心は東へと移った。
しかし、イオンのある道だけは賑やかさを見せるもののそこに並ぶのは大都市資本の店舗ばかり。海に近い国道沿いは空き店舗が目立つのだ。
勿論、文化にも乏しいわけである。
だからこそ、他の土地の者からすると苫小牧=マルトマ食堂というイメージになってしまうのである。
つづく