旭山公園とカルタパコ
旭山公園は伏見のあたりにある高台の公園で札幌の街が一望できる。
この札幌にしろ、六甲のあたりにしろ、何故か高台に高級住宅街がある。交通が不便だったりするのにだ。
私は「煙と○○は高いところに行きたがる」くらいに思っていたのであるが、それは関東平野というどこまでもフラットな土地に生まれ下界に住まうことに慣れてしまった者の貧困な発想であり、この地にくればセレブたちの気持ちにも少し浸れるというものである。
それは「素晴らしき眺望」ということと共に下界を見下せるあたりが彼らを高台に誘うのではないか?と思わせるのだ。
今や新緑の季節となり、二人で散歩をするにはちょうどよい感じだが、札幌出身の彼女なら「あの建物が○○で…」と札幌案内をさせて悦に入らせるには十分なロケーションなのである。
一つ気をつけたいのは下界とは気候が違うということなのだ。あえて気候としたのは気温差だけでなく、風による体感温度を含んでの意味もある。
ここを下山?したところに「紙包みパスタ、カルタパコ」がある。その名の通りクッキングシートのようなものに包まれたパスタが出てくる。食べる時に上面をバリッと破いて食べる。
味はさまざまではあるが私が好きなのはナポレオン。意外と古き良き味がする。
一つ気をつけないといけないのかな?と思うのはホスピタリティーに欠けるところだけど北海道にいれば当たり前の対応と思わないと外食もままならない。
紙に包まれていることでほんの少しの時間、彼女との会話の種にはなるのかな?
あまり期待しすぎてはいけないようだ。